ニューアトラン都市交通

Last-modified: Wed, 10 Jan 2024 21:16:55 JST (109d)
Top > ニューアトラン都市交通

事の起こり

小豆島(あずきとう)においては「コズミー経済圏」と「ヤガシ経済圏」とがありCE2024年から遡ること30年以上前からの後者による自動車生産の台頭によりそこに従事しない、またはできない者にとっては貧困を味わい続ける日々が続いた。また行政本体はコズミー経済圏内にあるものの税収においてはヤガシ経済圏の自動車生産によるものが大半を占めておりそこに対する政治的優遇が続いていた。逆に言えば島内国民に対する冷酷な政治体制を敷いていたとも言える。

それに対して半ば反旗を翻した実業家が数多くのベンチャー企業を立ち上げたことにより第三の経済圏の醸成が行われるようになった。それがコズミー経済圏から100キロ圏内に属することからそれを繋ぐ形の交通整備が行われることになった。

とはいえその方法はなかなか見いだせる状態ではなかったが、「半分地下鉄半分LRT(路面電車)」のようなものを作ればいいのではないかと言う提案がなされた。ただ行政側からではなく夢峠THT小豆車両製造所の設計部から「地域交通にふさわしいものが作れますよ」との打診であった。

路線

コーズミー国際空港を境に南側がLRTとなるリントン線、北側が地下鉄線となるYPR線である。

当初は後者の方だけの建設であったが旧線跡に作られた「ニューアトラン大通り」のルートがそのまま空港の方に向いており空港から両都市間を結ぶのがその動線において非常に有効的であることが明るみに出たが、リントン線となる部分は都市圏内を通るに当たり敢えてLRT(路面電車)とした。

抜擢されたのは「白ディム」

同設計部が小泉車両現存時製造時に社内仲違いを起こした問題児である「白ディム」ことエンディミオ2000系系列の急行運用車の車体断面図がトンネル断面を狭く作ることが出来るものであったため一両あたりの車体長16メートル級車体で設計し直せば曲線半径も小さく出来た上に車両導入費用を抑えられると踏んだためである。車両形式名はパセラ2400である。