「ショータイムス」

Last-modified: Wed, 31 Jan 2024 19:55:31 JST (87d)
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「ショータイムス」はドラムを演奏する巻岡和美がキーボードの立川雅美と組んだバンドである。

学生バンドからの始まり

CE1990年の前半は「学生バンド」ブームが起こりそのままその活動を生業にするものが多く各地の学校から輩出された。同バンドはCE2024年においてはその生き残りということが出来る。巻岡和美が発起人として立川雅美を始めとする数名を自身のバンドに加入させていたが、前述の二人以外は学生バンドで生計を立てることをしない進路を取り自然と脱退している。

それと入れ替わるごとく荒川なおみ、氷室香美、定岡まさみの三人をバンドに迎入れる。当時の巻岡は大体の楽器は出来ていたので三人に楽器の弾き方などを教えていたようである。その後、巻岡の知り合いであった早稲田やすお、大塚有紀、赤石はるをメンバーに迎い入れ人数が8人だったことにちなんでeightという名前でバンドが結成された。以降はワールドツアー、荒川なおみのプロデューサーデビューなどとCE2010年の事実上の活動休止に至るまでeightの名で巻岡と立川は活動をともにしている。

eight休止

前述の活動休止を期に巻岡は再度ショータイムスとしての活動再開を開始する。このときは立川がドラム以外のすべての音源制作を担当、作曲などは巻岡が行うというスタイルになった。一時期は「学生バンドブームの再興」とまで言われたもののショータイムスを一発屋の二人組バンドとしてしか認識されていなかったようだ。しかし巻岡はそれに構うことなく、たまに早稲田、大塚、赤石をメーン奏者にして楽曲を作ることもあった。

eight再開(イエローツインリボン」へのバンド名変更)

氷室香美がeightに復帰することになり再度合流する。このときに荒川なおみから巻岡にリーダーの権限が移管される。これについては荒川がウォータービートYPR所長就任、多数のベンチャー企業立ち上げ関与に伴ったこととされているが、「eightが出来たのは巻岡が私達を誘ったところから始まったことを大事にしたい」という荒川のコメントによるものである説もある。しかし巻岡は新生eightとなるイエローツインリボンのバンドリーダーを兼任しながらもショータイムスの活動を不定期的に継続することを決定している。

配信「初」作品

ショータイムスの過去の作品はサブスクリプションによる配信が行われているが、2024年内を目処にリリースを予定している「ショータイムス フューチャリング イレブンミュージシャンズ」は配信先行の初作品となる。「荒川と出会うかわりに他の誰かに出会っていたら?」と言う「平行世界的視点」をコンセプトに全作曲を巻岡が制作、作詞は個々のミュージシャンに委ねることとした。ただこの11組のミュージシャンで巻岡の音楽性や「学生バンド」がいかなるものかを理解しているものはいないが今回の作品でそれを再構築するという意図はない。ただ純粋に出会ってできた何かを発するのみとしている。

ショータイムス フューチャリング イレブンミュージシャンズ

全作曲 巻岡和美

  1. 「nothing」 作詞ヴォーカル ノール・ジョントン
  2. 「pleasantly clear」 作詞 妻日嘉響輝 ヴォーカル 妻日嘉帆乃佳
  3. 「疲弊の国」 作詞ヴォーカル ウェーリント
  4. 「オンガクのすすめ」 作詞 コルマー・チョーク ヴォーカル 立川雅美
  5. 「愛してるかいって最近言った?」 作詞ヴォーカル キョー・ナウワノ
  6. 「朝の目覚めが悪い」 作詞ヴォーカル ランズ・リシエル
  7. 「あなたのそばに」 作詞ヴォーカル ブロザー・サッズネス
  8. 「ソトに触れない穏やかな日」 作詞ヴォーカル サクラー・ケイエム(from バックフィニティー
  9. 「summon the past」 作詞 妻日嘉響輝 ヴォーカル キリー・デリス
  10. 「great robber」 作詞ヴォーカル ニューアトラン・バンド
  11. 「gently」 作詞ヴォーカル ミュール・スター