麻鉄道

大豆島の学園都市駅※1と青海太陽駅を結んでいた路線を所有していた鉄道会社である。

その歴史は津大電鉄、大豆開発鉄道があった頃から※2 幸崎港へ物資の運搬などにも使えるようにするために敷かれていたが、殆どが松下港での荷扱をしていたため晩年は地域の輸送のみを扱っていた。

※1　開業当時はD市駅

※2　おおよそ100年以上と見られている

松下市の市立病院の前にある「病院前駅」からも短絡線のようなものがあったが使われていない。

廃止は大豆島内の鉄道会社再編の時期（不明）に会社の解散も含め決定されひっそりと無くなっていったとされている。

大豆島北西部を俯瞰する交通網を構築する野望

もともと学園都市駅から幸崎駅へ直通ができる路線だったためそれをもとに「高次元交通システム」を構築し青海太陽駅南口周辺に環状線の路線なども設けて、しわせ市、町中市、大浜駅周辺、幸崎市、発電所前周辺（一本木地区）を放射状に結ぶ路線を構築することを計画していたが同社の資金力では誰が見ても不可能としか言いようがなかった。また同社が消失したあと大浜駅周辺と幸崎市はその地域がまるまる空港の用地となった。もし実現していれば大豆幸崎空港の開港が実現していなかったと言われている。

その野望を引き継いだもの「裁判所直通路線」

2021年南方事件の勃発によりバス業界に激震が走った。これがきっかけで今はなき同社が画策していた大豆島北西部を高次元交通システムで放射線状に結ぶ路線の完全な実現ではないもののしわせ市の南側を経由する松下南方間の直通路線バスが開設される。また現在の大豆島裁判所がバス路線としてはターミナルとして機能しやすい場所にあることが判明したため傍聴人の輸送を理由に裁判所にターミナルを開設させる交渉を行う。それが奇しくも大豆島北西部を俯瞰する交通網を構築する野望に沿う形となった。