JIN115
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JIN115(ジュノーレン1150系)はカソント鉄道に所属する車両である。
概要
西暦1990年代の旧カント王国発足時に多数の国から譲渡を受けた車両のうちの4両4編成が「Juknolen1150」と名乗っている。JIN115はその略称である。
見た目はこの車両そのものである。最速達列車以外のすべての運用につける。車両によって扉数がまちまちであるため編成により乗降に時間がかかる。まれにs2編成の2号車を1等席とした運用が行われる。
カソント鉄道には多くの種類の車両があるがJIN115を含む全てが他形式との併結は行わない。
二度の更新工事
2013年に全編成が更新工事を受けるための前点検に入ったもののs1編成だけは状態が良かったため当時のままの状態である。s2編成は塗装更新が行われたがそれ以外は状態が良かったため外観が変わったぐらいで基本的な構造は変わってない。s3編成とs4編成は抜本的な更新を必要としたが当時担当したカントさざなみ車両ではどうにも埒が明かず大豆高速鉄道がブルーライナーEXを新造していたときにその先頭車の形状のまま新車体を製造してもらったという経緯がありs3編成1号車は他の車体と全く違う。s3編成1号車とs4編成の両先頭車はいつ壊れても致し方ない状態で前者は強度が更新工事に耐えられないことが判明し、後者はスクラップ同然の車体が状態が良かったことにより車体載せ替えとなった。車体の載せ替えから新造そして塗装変更までしたものの動力系統に不具合が発生。それを解消できる目処がつかず9年間の時が経ったとき急遽動力の載せ替えが決定する。2022年6月6日に車両製造の新体制が発表される前日にカソント鉄道が買い取った農業倉庫内で更新工事が行われている。これによりs3編成とs4編成は2回の更新を受けたことになる。
編成 | s1 | s2 | s3 | s4 |
塗装更新 | なし | あり 湘南色 | あり 車体黄色+ドア赤 | あり 車体黄色+ドア赤 |
屋根板更新 | なし | なし | 修繕にとどまる | すべて |
車体更新 | なし | なし | 1号車 (製造を大豆高速鉄道に打診) | 両先頭車 |
動力転装 | なし | なし | あり 2022年6月2日に決定 | あり 2022年6月2日に決定 |
集電装置 | 更新なし | 更新なし | 更新なし | 更新なし |
座席更新 | なし | なし | 両先頭車のみ | 3号車以外を更新 |
床下機器 | 変更なし | 変更なし | 一部機器を追加 | 1号車の機器は全取替 4号車は一部追加 |
一回目の更新 (2013年) | 変更生じず | 塗装更新 | 動力分解整備 塗装更新 屋根修繕 車体更新(1号車) | 動力分解整備 塗装更新 屋根板交換 車体更新(両先頭車) |
2回目の更新 (2022年) | 変更生じず | 変更生じず | 動力転装 床下機器追加 座席更新(両先頭車) | 動力転装 床下機器追加等 座席更新(3号車除く) |
クーラーキセ | 更新なし | 更新なし | 新規交換 | 新規交換 |
制御装置の更新は見送り
動力転装が行われることになったものの最新の技術であるインバーター制御の採用は見送りになった。そもそも譲渡車の維持だけを行ってきたカソント鉄道に最新技術を扱える人材が居ない、または育っていなく、また他の「部品取り用」の譲渡車の制御装置のほうが相性が良かったことでそれらが採用されている。当初は最新鋭のSICを使ったインバーター制御を考えていたらしい。
運用
s1編成とs2編成、s3編成とs4編成では基本的な運用が異なっている点がある。
編成 | s1 | s2 | s3 | s4 |
種別 | 最速達列車以外のすべて | 同左 | 同左 | 同左 |
併結 | 主に単独編成で運用 | 同左 | s4との併結 | s3との併結 |
指定席の設定 | なし | 2号車を指定席とする運用が稀にある | 基本的にはないものの2022年更新工事により着席整理券を発行する運用を検討もあり | |
運用線区 | 本線及び海岸線の全区間 |