ニケ2200 のバックアップ(No.3)


ニケ2200はCE2023年現在小豆島THT(旧小豆島THT鉄道部)が所有する第三軌道集電により走行する第一と第二編成があり、今後落成が予定されている架線集電に対応した第3編成がある。

 

表記に付いての注意

アルファベットの表記は「NIKE」をローマ字読み(ニケ)しているがこの車種名が制定されたあとに「ナイキ」と読ませる文化圏があることが発覚し、ここではその混同を避けるためカタカナ表記「ニケ」で案内をする。

概要(ニケ2201~2204)

小豆等内のローカル運用宛の車両として大豆島大豆車両で製造され小豆島へ輸入された。CE1995年当時大豆車両で製造をしていたニケ1000を基本技術として作られている。チョッパー制御方式を採用している。CE1995年当時の大豆島と小豆島は第三軌道集電方式を採用していたことと使用電圧などで技術的に製造に支障がなかったことでスムーズな受け渡しが行われている。車端部が運転席側、連結妻面側ともに半円状となっているが当時小豆島THT側の趣味であるらしく「これを見ることで特急運用車の製造でいざこざを起こしている部署と無縁の気分になりたいから」というのがよく言われている理由であるとされているが定かではない。第2編成である2203と2204はウィンドウ・シルが飾りという位置づけで取り付けられており「レトロ仕様」としている。室内は背もたれを倒すタイプの転換クロスシートを採用しており機銃性は高い。 ただし片側に扉車では通勤需要には厳しかったとされている。

30年越しの増備となった第三編成

夢峠鉄道車両の社員が特急運用車の製造に先立ち会合が行われているが、担当社員が「ニケ2200は地味だけど夢がある。そして今もそれを乗せて走っている気がする。」と発言したことから、小豆島THT側が全く同じような車両を作ってみませんか?との打診をした。多少の変更は伴っているが外見的には2203と2204の風貌そのままの車体が製造されることになった。これに乗じて夢峠鉄道車両小豆島THTの合弁会社「夢峠THT小豆車両製造所」がCE2023年4月13日に誕生している。

ニケ2205+2206と2207+2208

小豆島THTでは長年特急運用車の設計に対して国内製造メーカーと全く折り合いがつかず、またそのメーカー内でも大きな紛争状態に至っており特急等上位種別運用車である「エンディミオ2000系」で一部の車体断面が全く違うがこれは同じメーカーでありながら製造部署の考え方の違いによるものである。夢峠THT小豆車両製造所が開所されたところからその試作車製造の前段階的なものとしてニケ2200系二次車が作られることになった。
これにより一次車となるニケ2201~2204が二次車との連結で第三軌条と架線集電線区を行き来することができる設定を設けることにもした。